子育て中のパパ・ママはどうして眠れない?みんなの対応策をききました
- 「赤ちゃんが生まれてから全然眠れなくなった」という声をよく聞きます。私にも身に覚えがあるわ。夜中に何度も起きて、授乳やオムツ替えをしなくちゃいけないから眠れないのよね。
- 新生児期はとくに大変ですよね。どうしようもない側面もありますが、「起きた後にうまく寝付けない」などであればもしかしたら状況を少しはよくする手段があるかもしれません。
まずは、子育て中のママやパパたちがどのような睡眠状況にあるのかを見てみましょう。「おこせんユーザーを対象に実施したアンケート結果をご紹介します。
子育て中に睡眠不足を経験したことのあるママは95.4%!
- ほとんどの人が睡眠不足を経験しているわ。一番辛かった時期は0カ月から3カ月の間が最多だけれど、それ以降の方も2割くらいはいるわね。
- 睡眠状況を見てみると、「まとまった睡眠時間を確保できない」「睡眠が細切れになる」「眠りが浅い」は半数以上の人が選択。「寝付けない」「中途覚醒する」も4人に1人以上が選んでいることに。トータルでの睡眠時間が不足している可能性もありますが、睡眠の「質」が大きく低下している可能性が示されました。これは辛いですね……。
とにかくまとまった時間眠り続けることができない
- どのくらいまとまった睡眠時間をとれないのかというと、なんと3時間も続けて眠れなかったという回答が7割超え。いかにママたちの睡眠が細切れになっているかがわかります。
- 睡眠不足の理由は、「授乳」「夜泣き」「オムツ替え」がトップ3。つまりは赤ちゃんのお世話のために起きているということです。
ただ、続く回答を見てみると「就寝時間の不規則化」「ストレス」「自身のホルモンの変化」「体調の不具合」とあり、ママ自身の身体的・精神的な理由もあることがわかります。
- わかるわ〜。赤ちゃんが寝てくれてもなんだかいろいろ考えすぎちゃったり、頭がカッカしちゃったりして眠れなくなるのよね。寝たい気持ちは山々なのに。「せっかく寝てくれているんだから、自分も寝なくちゃいけないのに」と思えば思うほど、自分自身に腹が立って、情けなくて、ますますイライラして本当に辛かったな。
疲れがとれない、眠たい、イライラする。ママたちのメンタルは限界?
- 眠れていないのだから、当然、疲れはとれないし眠たくもなるわよね。イライラするのもわかるわ。もう眠れていないからイライラするのか、イライラするから眠れないのかわからないけれど……。回答を見ると、身体にも心にも強く不調が現れているのがわかります。
時間の問題だけじゃない。大切な子どもが気になって眠れない
Q.その他、睡眠に関する悩みがあれば具体的に教えてください
・スマホを見ているせいでさらに眠れない。育児のサイトなどみると発達や病気のことがたくさん書いてあるので、不安が強くなってますます眠れなくなる。その結果、朝に起きられなくてまた夜に眠れなくなる。
・子どもはもうすぐ2歳というところで、夜起きることはなくなりました。寝かしつけで一緒に布団に入り、気づけば一緒に寝てしまい、朝になっていることがこの頃は多く、自分の時間・夫との時間が持てないというのが、最近の悩みです。
・11ヶ月になり夜間はまとめて寝てくれるようになりましたが、昼間や寝るまで一緒に過ごす時間が長くなりました。そのため自分の時間が家事や寝かしつけの後になり、睡眠時間が少なくなってしまいがちです。眠りたいけど自分の自由時間も欲しいので、悩みどころだなと感じています。
・姉妹で寝る時間が違います。また、一緒に寝ると遊んでしまいます。寝相が悪く蹴られる、または姉妹で蹴ってしまい相手を起こすことがあります。
・子供が夜にちょこちょこ起きるので、まとまって眠れません。一度起きると、なかなか寝付けなくて、疲れもとれません。
・子どもを産んでから何かセンサーのようなものが自分にできたのか、安心してグッスリ眠れることがなくなりました。子どもがちゃんと息できているか心配で今でもこまめに起きてしまいますし、少しの物音で起きてしまうようになりました。
・新生児の頃、寝ても何時間後かには授乳で起きないとならないため眠ることが怖くなってしまった。
- 眠れない理由は、赤ちゃんのことが気になるから。お子様を育てるために、感覚が敏感になっているようです。
- これも、ものすごくよくわかる。私も子どもが咳を一つしようものなら、飛び起きるもの。これを無視して「眠れ」というのには無理があるわ。
家族とは時間を分けて育児を担当
Q.睡眠時間を確保するために家族とはどのように役割分担をしていましたか?
・夫の仕事が休みの日には、子どもと隣で寝ることを交換してもらい、月に数日まとまった睡眠が取れるようにしています。
・夜12時までは夫が対応、深夜は私が対応するという形で時間で分けていました。
・母がミルクをあげてくれたり、子供が寝るまで抱っこしていてくれていました。
・ミルク育児だったので、実母に夜間〜朝の数回の授乳おむつ替え等を代わってもらいました。ただ、泣き声は聞こえるので、熟睡はできなかったです。
・日中や夕方はママのワンオペが多いので深夜はパパに頑張ってもらってます。
・新生児からしばらくの頃は夫(育休中)と稼働時間をわけて睡眠時間を確保してました。
・料理はできる夫なので、料理はお願いしていました。
・お昼寝の時間に気をつけ、休みの日は寝かしつけを夫にお願いしています。
・夫は妹担当、私は兄担当と決めました。
- 睡眠時間を確保するために、家族と役割分担を行っていたという家庭では、多くがそれぞれの「稼働時間」を分けているようでした。
- 一緒に起きているというよりも、それぞれの睡眠時間を少しでも確保するために交代制を敷いているということね。
みんなそれぞれの努力を重ねて睡眠不足解消に取り組んでいる
Q.その他、睡眠状況を改善するために取り組んだこと
・寝る時間が近づく前にはなるべく部屋を暗くしています。子どもも自然と眠くなるような環境を作ると寝かしつけも早く済んだりするので、自分もその分ゆっくりできるので。
・子どもの生活リズムになるべく合わせて、早寝早起きを意識づけています。
・スマホを見るのを早めにやめています。
・よく食べて日光に当たっています。
・子どもがぐっすり眠ってくれることが大事なため、日中はなるべく子どもと遊んで疲れさせることを意識していました。
・コットンガーゼのパジャマが心地よいです。
・アロマオイルと子供が寝た後にワインを飲むことぐらいです。
・オルゴールを鳴らしたりしていますが、効果はあまり感じません。お昼寝の時間が遅くならないように気をつけています。日中の活動量を増やすことも気をつけています。
・枕とマットレスを良いものに変えてみました。
・軽く運動しています。
- 日中の活動量を上げたり、寝具を整えたり、明かりを調整したり……皆さん正しいアプローチをして、少しでも睡眠の質をあげられるように取り組んでいるように見えます。
- 本当ですね。子育て中のママやパパたちはできる最上の努力をされているように感じます。しかしそれでもなお、睡眠不足に陥ってしまうという現状。少しでもよくする方法を私たちも探っていきたいと思います。まずは、専門家にお話を聞いてみますかね。
- そうですね。専門家の先生のお話しはまた次回、ご紹介しましょう。