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多様な食感が子どもの脳を刺激する!? はじめてみよう食“感”育

ふーちゃん
食育って、みんないつからしているんだろう。乳幼児期の食育ってどんなものがあるのかな。
イワネン
離乳食を卒業したら「食感」で食の面白さを伝えていってあげるといいようです。というのも実は、さまざまな食感を体験することは、お子様の脳や身体の成長にいい影響を及ぼすようなのです。歯医者さんに詳しく聞いてきました。お話してくださるのは、こばやし歯科クリニックの木下英明先生です。

離乳食を卒業したらいろいろな食感にチャレンジさせてみよう

多様な食感が子どもの脳を刺激する!? はじめてみよう食“感”育

ふーちゃん
離乳食を卒業したころにできる「食育」ってどんなものがありますか?
木下先生
さまざまな形状、大きさ、食感の食べ物にチャレンジさせてあげてみてはいかがでしょうか。 大人は、前歯を使って食べ物を噛み切り、奥歯ですり潰すという行為を毎食ごく自然に行っています。お子様はこれができるように、練習をしている時期です。安全に配慮しつつ、さまざまな食べ物にふれさせてあげるといいでしょう。※

たとえば、ゆでたトウモロコシは、ガブッとかぶりついて前歯でかじり取る練習にはぴったりです。
ふーちゃん
野菜の切り方、調理の仕方を変えてみても面白いかもしれないわね。スティック野菜なんかも面白い食感に出会えそう。
木下先生
離乳食を卒業したら、ある程度食べごたえがあるものを与えることで、噛むための力がつき、顎を成長させることができます。
ご存知のように顎は骨でできています。骨は刺激を与えることで強く丈夫に育っていくのです。

※食品の誤嚥には充分ご注意ください。球状の食品は誤嚥のリスクが高いため、4等分してから与えます。幼児には硬すぎる豆類、ナッツ類は与えないでください。噛み切りにくいもの、誤って飲み込みやすいものにも注意しましょう。詳しくは誤嚥を起こしやすい食品について詳しくはこちらをご参照ください。
〜食品による窒息 子どもを守るためにできること〜(公益社団法人日本小児科学会 ホームページより)
https://www.jpeds.or.jp/modules/guidelines/index.php?content_id=123

口のなかの刺激は脳へと伝わる

ふーちゃん
なぜ、さまざまな食感の食べ物を与えるといいのでしょうか?
木下先生
多様な食感を体験することで、口のなかが刺激され身体的な経験として蓄積されます。
人の口腔(唇、歯、歯茎、下、上顎、下顎など口のまわり全般)は脳との結びつきが強い器官なので、口腔が刺激されることによって脳の広範囲が刺激されるのです。
イワネン
小さなお子様を育てていると、毎日いかにいろいろな刺激を与えてあげられるかと頭を捻っている方も少なくないことと思います。ちょっとした食事の工夫で刺激を与えられるのはうれしいですね。
ふーちゃん
子どもに食感を楽しんでもらうためのコツはありますか?
木下先生
食事中はテレビなどを消し、食事に意識が向く環境を用意してあげるといいと思います。映像をみながらなどの「ながら食べ」は食事の味も食感も曖昧にしてしまうので、控えた方がいいでしょう。また、食感や味についての感想をお子様とお話しながら食べるもの良いと思います。

噛んで口の周りを鍛えよう!

ふーちゃん
食感による食育をとくにおすすめしたい方はいらっしゃいますか?
木下先生
お子様の口呼吸が気になっている方にはとくにおすすめしたいです。気がつけば口が開きっぱなしになっている状態はよく「お口ポカン」と呼ばれます。むし歯や歯周病、歯並びが悪くなるリスクがあるためできるだけ早めに改善に取り組むといいでしょう。
「お口ポカン」は口を閉じる力(口唇閉鎖力)が弱いために引き起こされているケースがあり、この場合は口の周りを鍛えることで改善が期待できます。口の周りの筋肉をトレーニングで鍛えることもありますが、噛みごたえのあるものを取り入れることも有効です。

「岩塚のおこさませんべい」は、はじめての食“感”育にぴったり

多様な食感が子どもの脳を刺激する!? はじめてみよう食“感”育

イワネン
食感による食育にぴったりなおすすめの食品はありますか?
木下先生
お子様用のおせんべいですね。おせんべいのような最初の口当たりがカリカリとした食べ物は幼児期にはあまり多くないんです。「岩塚のおこさませんべい」は、甘すぎない点でも高く評価できます。また大きなおせんべいにかぶりつく経験ができる点もとてもいいですね。離乳食がはじまった早い段階からでも与えられるものなので、早く食感による食育に取り組みたいという方にもぴったりだと思います。
ふーちゃん
そのほかに、日頃の食事におけるお子様の心身と口腔を育てるためのアドバイスはありますか?
木下先生
食事中にお茶や水を与えるすぎることはできるだけ控えることをおすすめします。もちろん、お子様の水分摂取は大切ですので、その他の時間に与えることは構いません。けれど、食事中はよく噛むことで唾液を分泌させ、それによって嚥下するということを覚えさせてあげてほしいと思います。飲み物で食べ物を流し込む習慣がついてしまうと、顎の機能がうまく育ちません。できる限り、食事中の飲水は控えて、食後にお茶を飲むといった習慣を身につけさせてあげてください。
イワネン
ありがとうございました。

取材協力

こばやし歯科クリニック

https://www.k-dc.net/

副院長 木下英明

副院長 木下英明

現在東京歯科大学、東京医薬専門学校、東京医学技術専門学校の非常勤講師および株式会社ヨシダにてCAD/CAMセミナー講師として活躍中。

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