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お医者さんにききました!離乳食に必要な栄養は?

イワネン
生後5~6カ月から始まる離乳食。どのようなものをあげたら良いのか悩んでいる方は少なくないのではないでしょうか。離乳食に必要な栄養について、『東大医学部卒ママ医師が伝える 科学的に正しい子育て』の著者・森田麻里子先生に教えてもらいました。

世界標準の考え方は、離乳食ではなく「補完食」

お医者さんにききました!離乳食に必要な栄養は?

ふーちゃん
私は離乳食にお粥やすり潰した野菜、白身魚などをあげていたのですが、栄養はこれで十分なのでしょうか。
森田先生
離乳食を始めるにあたってはそのようなメニューがすすめられることが多いようですね。
けれど私は「補完食」という考え方を知っていただきたいと思っているんです。これはWHO(世界保健機関)が推奨している考え方です。
補完食とは、母乳やミルクでは摂取しにくい栄養素を補うための食事のことです。
赤ちゃんは咀嚼する力や消化する力が未発達ですので、はじめはペースト状のものをあげ、徐々に固形に近づけていくという考え方は変わらないのですが、WHOの推奨する補完食の内容は、日本のガイドラインで推奨される離乳食の内容とやや異なります。
例えば、日本の離乳食では、最初は10倍粥や薄めの野菜スープなどをあげることが多いかもしれませんが、WHOのガイドラインではスプーンを傾けてもこぼれないくらいの濃いお粥や、スープの固形部分を取り出してピューレ状にしたものが勧められています。
補完食は食材にエネルギーやタンパク質、脂質やビタミン、ミネラルなどがたっぷり入ったものを選びます。米やパンといった主食のほか、豆類、緑黄色野菜、果物、そして肉や魚、油脂・砂糖などを与えるんですよ。少し驚かれるかもしれませんが、国によってはギー(バターオイルの一種)をあげることもあります。

レバーや青魚をあげてもいい!?

ふーちゃん
特に重要な栄養素を含む食材はなんですか?
森田先生
バランスよく様々な食材を与えることが理想です。とくにエネルギー、鉄分、亜鉛、カルシウム、ビタミンA、ビタミンDなどは母乳だけでは不足しやすいため、これらを含んだ食材を意識してあげると良いでしょう。
なかでも鉄分は重要で、赤ちゃんは生後6カ月ごろまでに胎内にいるときに蓄えていた鉄分を使い切ってしまうと言われています。母乳に含まれる鉄分はとても少ないため、補完食を通じて鉄分を補ってあげましょう。
鉄分を多く含む食材といえば、ほうれん草や大豆製品のほか、レバーや赤身肉が挙げられます。赤ちゃんにレバーや赤身肉を与えると聞くと驚かれるかもしれませんが、私は早い段階からあげても良いと考えています。ただし、レバーは摂りすぎるとビタミンAが過剰になりやすいので、あげるのは週1~2回までに留めてください。
DHAを多く含む青魚もおすすめです。DHAは脳の発達に重要な役割を果たすと言われている栄養素です。離乳食では最初は白身魚を与えるように指導されることが多いですが、サバやアジ、サンマなどDHAを多く含む青魚で赤ちゃんの発達のサポートをしてあげても良いのではないかと思います。
とはいえ魚を食べさせることはとても大変ですから、食べやすいように加工されている食品などをぜひ上手に使ってくださいね。
ふーちゃん
岩塚製菓の「がんばれ!小魚家族」にはしらすといわし粉が入っています。
森田先生
小魚が練り込んであるのならわずかながらでもDHAの摂取が期待できるかなと思います。カルシウムやしらすからはビタミンDも摂れるのではないでしょうか。我が家の息子も気に入って食べていました。

取材協力

森田麻里子(もりた・まりこ)

森田麻里子(もりた・まりこ)

昭和大学病院附属東病院睡眠医療センター非常勤医師、医師・Child Health Laboratory代表。
東京大学医学部医学科卒業。
自身が子どもの夜泣きに悩んだ経験から、睡眠についての医学研究のリサーチを始め、現在では小児睡眠コンサルタントとして活動する。著書に『家族そろってぐっすり眠れる 医者が教える赤ちゃん快眠メソッド』(ダイヤモンド社)『科学的に正しい子育て~東大医学部卒ママ医師が伝える~』(光文社新書)がある。

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