プレゼントにぴったり。2019年に読んでほしい絵本
- お友達のお子様はこの春から保育園に通うらしいの。お祝いに絵本をプレゼントしようかしら。
- いいですね。昨年出版されたたくさんの絵本の中から、JPIC読書アドバイザーが素敵な作品を厳選してくれたようです。この中からお子様の年齢にぴったりなものを選んでみてはいかがですか?
- いいわね!ついでにうちの子が喜びそうな一冊も探してみようっと。
0~2歳
『どうぶつ だあれかな』
- 作/かきもとこうぞう
900円(学研)小さなライオンの子が、だれかのお尻を見上げています。だれでしょう? 大きな動物の体の一部が見えていて、「だあれかな?」とページをめくると姿が現れる展開です。ライオンの子と一緒に「だあれかな?」と、あてっこしましょう。 ★動物たちのやさしくて愛らしい表情に、心が和みます。
『おすわりどうぞ』
- 作/しもかわらゆみ
1,300円(講談社)ネズミさんのいすは、小さな丸いキノコ。ウサギさんのいすは、まわりにお花がいっぱいの木の幹。小さな鳥から大きなシカまで、いろいろな大きさの動物たちが、自分にぴったりのいすをみつけます。 ★「わたしもすわらせて」とみんなが集まってくるところでは、お子様と一緒に「どうぞ」のやりとりを楽しんでみてください。
3〜5歳
『おうさまがかえってくる100びょうまえ!』
- 作/柏原佳世子
1,400円(えほんの杜)王さまが出かけた日、家来たちはきれいで広くておもしろそうなものがいっぱいの王さまの部屋でのびのびと過ごしていました。ところが王さまが予定より早く帰ってきたから、さあ大変! 王さまが部屋に帰ってくる前に片づけることができるでしょうか。カウントが始まりました。 ★家来たちがドタバタする様子に、子どもも大人も大笑いです。
『あめだま』
- 作/ペク・ヒナ 訳/長谷川義史
1,500円(ブロンズ新社)ぼくはいつもひとりで遊びます。ある日、あめ玉をなめてみたら、ソファーから声が聞こえてきました。どうやら、いつもは聞こえない声が聞こえるみたいです。最後のあめをなめたら何も聞こえなかったので、今度はぼくが声を出してみました。 ★引っ込み思案の男の子が一歩を踏みだすまでの心の動きがよく描かれています。子どもにそっと寄り添う絵本です
6歳〜
『みえるとかみえないとか』
- 作/ヨシタケシンスケ 相談/伊藤亜紗
1,400円(PHP研究所)自分では当たり前だと思っていたものの見え方は、実は人によって違うのかもしれません。目が見えないと、世界の感じ方は異なるようです。自分と違う人に出会ったら、話しかけてみるといろいろなことがわかるかもしれません。 ★自分と他人、同じところは「だよねー」とうなずきあい、違うところは「へー!」とお互いに面白がれたらいいですね。
絵本と読みきかせの情報誌『この本読んで!』を3名様にプレゼント!
今回の記事制作にご協力していただいた一般財団法人 出版文化産業振興財団(JPIC)発行の絵本と読みきかせの情報誌『この本読んで!』を3名様にプレゼントします!
「上手に読みきかせるにはコツってあるの?」
「絵本ってたくさんあるけど、どんな本がお薦め?」
「絵本作家さんの素顔が知りたい!」
といった質問・疑問にお答えする雑誌です。
応募フォームからメールアドレスを入力してご応募ください!
プレゼントにご応募いただいた方にはおこせんのメールマガジンをお送りさせていただきます。
応募期間:2019年3月31日(日)まで
協力 | 安冨ゆかりJPIC読書アドバイザー。書店や病院などでのおはなし会のほか、各種イべントや講習会などで、絵本や読みきかせの楽しさを伝える活動を行っている。 狩野啓子・池内七穂JPIC発行の絵本と読みきかせの情報誌「この本読んで!」編集 JPIC(ジェイピック)一般財団法人 出版文化産業振興財団。読書や出版について学ぶ「JPIC読書アドバイザー養成講座」や、読みきかせをする人に向けた「JPIC読みきかせサポーター講習会」などを開催。関係各団体とともに、読書推進活動にも取り組んでいる。 |
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