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おこせん誕生秘話

越路博士
白くて口の中に入れるとふわっと溶ける「おこせん」は、実はある偶然から生まれた商品。ちょっと驚く誕生秘話を紹介します。

「おこせん」とは

「岩塚のお子様せんべい」「がんばれ!野菜家族」「がんばれ!小魚家族」など小さなお子様も安心して召し上がれるおせんべいのことです。

「おこせん」は、ある職人の失敗から生まれた

「おこせんができるまで」でも紹介していますが、おこせんのふわっとした食感はお米を水に浸す時間を長くすることで生まれます。

その昔、おせんべいを作っていた職人がお米を水に浸したまま帰宅してしまったことがありました。
翌日、まる一日水に浸けられたお米を発見した職人は、何事もなかったかのようにそのお米を生地にして普段通りに焼き上げました(上長に叱られると思ったのでしょう)。すると、普通のおせんべいとは全く食感の異なるサクサクふわふわのおせんべいができ上がったのです。
そのおいしさに驚いた上長は職人に「怒らないから何が起きたのかを教えてくれ」と言いました。職人が正直に話すと「これはきっとヒット商品になる」と考え、ソフトせんべいとして商品化。生産を始めました。

それが「お子様せんべい」として周知されていくのはさらに後の話。でんぷんの消化吸収率がよいことが分かり、少しずつお子様にも食べられるせんべいとして知られていきました。
「お子様せんべい」として売り出す頃には、お子様に安心して召し上がっていただける味付けを目指し、砂糖を加えたものを販売。お子様のおやつとして重宝されるようになりました。ベーシックな味は発売当初から変わりませんが、時代のニーズに合わせ、最近のラインナップは塩分控えめに作られています。

このように「おこせん」が誕生したきっかけは、ある職人の失敗からでした。しかし、失敗を失敗としなかったことでお子様に喜ばれるおせんべいを作ることができたのです。

ふーちゃん
どうして丸くて大きいの?

「岩塚のお子様せんべい」はお子様が手に持つには少し大きすぎると思いませんか? 私もこの大きさに疑問を持っていました。でも実はこれ、小さなお子様が好む大きさなんですって。実際にもう少し小さなおせんべいと比較すると、お子様はこのサイズのおせんべいを選ぶことが多いのだそうです。
ちなみに、お子様は形にも敏感。割れてしまったものよりも、割れていないおせんべいの方が好きみたいです。言葉を話せないお子様でも、いろいろなことを考えているのかもしれませんね。

おこせん誕生秘話

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