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昔ながらの自然栽培にチャレンジ! 美味しいお米ができました

越路博士
お子様せんべいなどの『おこせん』を製造・販売する岩塚製菓は、2017年お米の自然栽培にチャレンジしました。自然栽培とは、農薬や肥料を使わない昔ながらの農法です。稲が持つ力を最大限に引き出す自然栽培で、どんなお米が作れたのでしょうか。

田んぼの様子

田植えは6月。コンバインで代掻き(田の中を耕すこと)を行い、棚田の上段に稲を植えました。田んぼの脇は森。汚染されていない水だけを使用するため、自然豊かな場所を選びました。

田んぼの様子

農薬や肥料を使わない田んぼには、オタマジャクシやアメンボなどさまざまな生物が息づきます。トンボも卵を産みつけにきていました。夜にはたくさんのホタルが舞い飛びます。

田んぼの様子

田んぼのすぐそばにはクマの出没注意を促す看板が立っています。いかに自然豊かな場所かお分かりいただけるかと思います。

田んぼの様子

稲穂が実るまで

農薬や肥料は使いませんが、草取りや稲の茎の確認などを定期的に行います。手塩に掛けて育てているので、通常の栽培よりも田んぼに入る回数はどうしても多くなります。果たしてどんなお米が穫れるのでしょうか。

8月になると穂が出て……

稲穂が実るまで

9月には、見事なお米が実りました!

稲穂が実るまで

自然栽培で育った稲の茎は、通常の栽培方法で育てた稲と比べて太く、丈夫そうでした。しかし、背丈も高く育ったため、実の重みで稲が倒れていました。

稲穂が実るまで

自然の力だけで育ったお米は、味も大変美味しく、噛めば噛むほど甘みが溢れ出てきます。

稲穂が実るまで

大成功に終わった2017年の自然栽培ですが、実は勝負はこれからなのです。1年目は田んぼの土に栄養がたっぷり含まれているため、上手くいくケースが多いようです。
自然栽培とは、圃場にある全ての命を持ち出さず、外からも余計なものを持ち込まず本来のその土地のバランスのとれたサイクルを維持し、その力で作物を栽培する方法です。稲はもちろん、雑草・虫などの全ての命を共存させることで、その土地がもつ本来の栄養を循環させながら、2年目・3年目も美味しいお米をつくることができるか……岩塚製菓の挑戦は続きます。

越路博士
美味しいお米だけを使っておせんべいを作ってきた岩塚製菓は、日本の稲作の行く末を真剣に考えています。米の自然栽培は、将来も美味しいお米を確保し続けるための実験の一環。これからもさまざまな挑戦を続けていきます。
この記事で紹介した自然栽培コシヒカリを岩塚ネットショップで販売しています。詳しくはこちらのページをご覧ください。

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