岩塚製菓の社長にきいた「おこせん」のこだわり
- 何気なく子どもにあげている「おこせん」、本当にいいものなのかしら?
- 風花さん急にどうしましたか? 何が気になるのですか?
- 安全なものかどうかはもちろん、これからどんどん大きくなる子どもを育てるのに本当に適しているものなのかを知りたいわ。
- それなら「おこせん」を作っている岩塚製菓の人に聞いてみたらいかがでしょうか。
- 岩塚製菓の人っていってもたくさんいるでしょー。誰に聞けばいいのよ。
- 社長とか……。
- えー!緊張する!イワネンさんもついてきてよ。
- 仕方ないですね。
- ということで、新潟県長岡市にある岩塚製菓の本社に行って、社長にお話をきいてきました。
社長インタビュー
岩塚製菓株式会社
代表取締役社長 槇 春夫
- こんにちは! 今日は「おこせん」が子どもたちにとって本当にいいものなのかを知るためにきました。よろしくお願いします。
- 風花さんだけでは心細いというので、先輩ママとして同行しました。「おこせん」のこだわりについて教えてください。
- これはこれは! ようこそ。なんでも聞いてください。
- じゃあさっそくですけど、岩塚製菓の「おこせん」は100%国産米を使用していますよね。それはやっぱり安全のためですか?
- 小さなお子様も召し上がるものですから、当然安全には万全を期しています。トレーサビリティ(栽培から加工・製造・流通などの過程)の確保されたお米を使用し、自社内で放射線量のチェックもしています。
でも、国産米100%にこだわる一番の理由はおいしさのためです。お米の風味を存分に感じられるおせんべいを作るためには、精米後はできるだけすぐに加工する必要があります。海外産のお米は現地で精米されていたり、米粉調整品として加工されていることが多いのでそれが難しいんです。
試しに「おこせん」をお湯に浸してみてください。食欲を誘うやわらかいお米の匂いがふわっと香りますよ。
- なるほど! お米の種類にもこだわりはあるのですか?
- 日頃家庭で食べられている“ご飯”と同等品質のお米を使用しています。「おこせん」の代表的な商品「岩塚のお子様せんべい」の原料はお米・でん粉・砂糖・塩ととってもシンプルで、お米そのもののおいしさを感じられるようになっています。
加工技術には日々磨きをかけていますが、よい米菓はよい材料からしか生まれません。もちろん原価は高くなりますが、本当においしいおせんべいをお届けするため、そこはこだわっています。
- 完成度の高い「岩塚のお子様せんべい」があるのに、「がんばれ!野菜家族」や「がんばれ!小魚家族」を作っているのはなぜですか?
- お子様に必要な栄養をおせんべいにプラスすることで、子育ての応援をしたいと考えました。今はその3つが主な「おこせん」ラインナップですが、実はほかにもいろいろな商品を試行錯誤して作ってきたのです。
今後もさまざまなアイテムを開発していきますので、期待して待っていてください。
- 「おこせん」が自信をもって「いい商品だ!」と言える理由はありますか?
- やはりロングセラーであることがその証明になるかと思います。今、お子様に「おこせん」を食べさせているお母さん方も、小さな頃に「おこせん」を食べていたという話はよく聞きます。親子代々で食べていただいているんですね。
ファンレターをいただくこともあります。「小麦アレルギーがあっても、原材料に小麦を使用していないから食べさせられる」「ほとんどお米でできているので安心して食べさせられる」といったご意見をいただくと、作ってきてよかったと感じますね。
- 「おこせん」は子育て世代になくてはならない商品になっていますね。
- 私たちも「作り続ける責任」を感じています。そして「おいしく作る責任」も。おせんべいは米文化の根付いた日本の大切なお菓子です。おいしい「おこせん」を通して次世代を担うお子様にお米のおいしさを伝え、米文化の継承にも一役買いたいと考えています。
- 確かに、味覚が育つ時期にお米のおいしさを知ってもらうのは大切なことですね。
- 「おこせん」って子どもを泣き止ませるのにぴったりなだけじゃない、こだわりが詰まったおせんべいなんですね! これからも安心して食べさせられます。
ありがとうございました!