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動物が好きなお子様に読んであげたい絵本

ふーちゃん
うちの子、最近ワンワンやニャンニャンが大好きなのよ。
イワネン
動物に興味があるのですね。いろいろな動物が登場する絵本を読んであげたら、興味の幅がもっと広がるかもしれませんよ。
ふーちゃん
いいわね! ぜひその絵本を教えて。
イワネン
今回もJPIC読書アドバイザーに教えてもらった絵本を紹介しますね。

JPIC読書アドバイザーが選ぶ、ご機嫌になるかもしれない絵本

0~2歳

『どうぶつ だあれかな』

こねて のばして
絵/かきもとこうぞう 文/はせがわさとみ 
900円(学研)
ライオンのぼうやが遊びに出かけました。「だあれかな? だあれかな?」と目の前に現れた後ろ姿をヒントに、誰だかあてっこしながら物語が進んでいきます。ゾウさんやカンガルーさんにも会いました。ぼうやはみんなと仲よくなれるのでしょうか?
★「この細い足は誰のかな?」「この大きなシッポは誰のかな?」と考えながらページをめくると、楽しいクイズになります。

『もふもふ あかちゃんパンダ』

とんねるをぬけると
写真・文/神戸万知 
1,000円(講談社)
赤ちゃんパンダの写真絵本。もふもふした赤ちゃんパンダの成長と生活がわかります。赤ちゃんパンダの表情と動きは何ともかわいらしい! お母さんパンダとのふれあいを見ていると、親子の絆の温かさが伝わってきます。
★お子さんの名前を呼んで、「〇〇ちゃんのあんよ、赤ちゃんパンダのあんよ」と言いながら、写真と見比べて遊んでみてください。

3〜5歳

『きつねうどん たぬきうどん』

えがないえほん
作/古内ヨシ 
1,300円(大日本図書)
うどんが大好きなキツネくんとタヌキくん。人間に化けて、毎日うどん屋さんへ通います。「キツネがいちばん!」「タヌキがいちばん!」、どっちがおいしいかで、とうとうケンカになってしまいました。そんな二人の間に割って入った店主のじいさんは、2人にうどん作りをすすめました。力を合わせてうどんを作るうち、二人は仲よくなり……さぁ、おいしいうどんのできあがりです。
★「しこしこ つるつる もちもち ぷりぷり」とお子さんが喜ぶ擬音がたくさん出てきます。

『くまがまく』

くるみのなかには
作/丸山誠司 
1,300円(絵本館)
クマがまく。種をまく。水も、豆も、ネジもまきます。包帯をグルグルまけば、アラララ……? クマが何かを「まく」と、いろいろなことが巻き起こります。さて、最後にまくのはなんでしょう。思わずニッコリしてしまう結末です。
★撒く、蒔く、巻く、幕。音は同じでも、いろいろな意味の「まく」があるということが分かります。

6歳〜

『うし』

この本をかくして
詩/内田麟太郎 絵/高畠 純 
1,300円(アリス館)
「うし うしろをふりかえる うしがいた」。ウシが後ろを振り返るとウシがいて、そのウシの後ろにもウシがいたという詩が繰り返されます。振り返るウシがどんどんつながっていけば、もうウシだらけ。そこでウシから出る一言に、大人は「うまい! 座布団一枚!」と言いたくなってしまうかもしれません。
★ダジャレがいっぱいの絵本。親子で存分に笑ってください。

『くらやみのゾウ ペルシャの古い詩から』

詩って なあに?
再話/ミナ・ジャバアービン 絵/ユージン・イェルチン 訳/山口文生 
1,400円(評論社)
大金持ちの商人アフマドは、大きくて不思議な生きものを連れて帰りました。村人たちはこの生きものをひと目見ようと押しかけますが、生きものは暗い蔵の中に入れられたままです。なんとかして見たい村人は、一人ずつ暗い中に入って確かめました。
ある者は「ヘビみたいな生きものだ」、ある者は「丸くて木の幹のよう」、またある者は「でっかいウチワのよう」とばらばらなことを言います。さて、この生きものは?
★暗闇の中、手触りで得た情報をみんな主張して譲りません。さて、こんなときはどうしたらいいのでしょう?
協力

安冨ゆかりJPIC読書アドバイザー。書店や病院などでのおはなし会のほか、各種イべントや講習会などで、絵本や読みきかせの楽しさを伝える活動を行っている。

狩野啓子・池内七穂JPIC発行の絵本と読みきかせの情報誌「この本読んで!」編集
ホームページ:
http://www.jpic.or.jp/konohon/

JPIC(ジェイピック)一般財団法人 出版文化産業振興財団。読書や出版について学ぶ「JPIC読書アドバイザー養成講座」や、読みきかせをする人に向けた「JPIC読みきかせサポーター講習会」などを開催。関係各団体とともに、読書推進活動にも取り組んでいる。
ホームページ:
http://www.jpic.or.jp/

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